インドネシア：PT Timah、事業拡大計画の最新情報

　2019年6月13日付け地元メディアによると、国営錫鉱業会社PT TimahのRiza Pahlevi社長は12日、同社のナイジェリアにおける製錬所建設計画は順調に進んでおり、現在はパートナーであるナイジェリア・Topwide Venture社と引き続きJV会社の設立準備を進めていると述べた。2019年中の設立完了を目指している。また、両社は既に協力してナイジェリア国内で錫の探査を行っている。PT Timahでは世界第2位の錫生産者の地位を維持するため2021年には全社で2百万t生産を目標としており、インドネシア内外を問わず探査を行い、埋蔵量を確保する計画である。
　また、6月19日付地元メディアによると、同社Trenggono Sutioso事業開発部長は18日、Bangka Belitung州Bangka島にてレアアースと放射性物質を分離するモナザイト処理工場開発を計画し、FS及び工場設計が完成するところであると述べた。同部長によると、建設は2020年初めに開始予定で、レアアース加工のための戦略的パートナーは既に確保している。他方、放射性物質の処理の実現には政府当局の支援が必要との見方を示した。