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インドネシア:PT CNI、フェロニッケル製錬所建設を開始
2019年6月17日付け地元メディアによると、インドネシアPT CNI(PT Ceria Nugraha Indotama)は6月15日、南東Sulawesi州Kolaka県Wolo郡においてフェロニッケル製錬所の起工式を行い、建設を開始した。ロータリーキルン電炉(RKEF)方式による製錬を採用し、鉱石の処理能力は5百万t/年、フェロニッケルを230千t/年生産する計画である。製品のニッケル含有量は22~24%と高く、2021年末の稼働を目標としている。総投資額は14兆5,000億IDR(インドネシアルピア:約1,100億円)、うち第1期工事に4兆IDR(約300億円)を投じる。
起工式に出席したエネルギー鉱物資源省のArcandra Tahar副大臣は、これにより2009年新鉱業法の意図する国内での鉱物高付加価値化につながることを期待していると述べた。同製錬所は、今後2022年1月までにインドネシア国内で建設される30か所の新規製錬所の1つである。
