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2019年7月2日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Rosgeologia社、地質調査支援の2つの投資ファンド設立へ

 2019年6月11日付けの地元報道等によると、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムにおいて、ロシアの国営地質探査会社Rosgeologia社は、ロシアの地質調査プロジェクトの支援・発展のために2つの投資ファンドを設立し、それぞれ関連の協定がロシア直接投資ファンド(RDIF)、Gazprombankとの間で調印された。
 1つ目のファンドは、Rosgeologia社とRDIFの契約に基づくもので、目的は地質調査のベンチャー資金提供である。また、Rosgeologia社とRDIFは、モスクワ物理工科大学を拠点として、ロシアにおける主要大学の専門家を招致し、先端地質調査研究のハイテク・クラスター「GeoLab」を創設する投資プロジェクトの実現可能性を検討する。このプラットフォームにより、地質分野におけるビッグデータの収集、モデル化、保存、加工、解析の実現が期待される。
 2つ目のファンドは、Rosgeologia社とGazprombankの合弁で、主要事業は地質調査への資金提供である。ファンドは、ロシアの有望エリアにおける地質調査(探査・評価段階を含む)に対しロシア企業への資金提供を行い、当該企業の経営への参加を予定している。ファンドは2020年に開設予定である。

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