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2019年7月3日 北京 関淳夫

中国:雲南省政府、使用済鉛蓄電池による汚染対策を厳格化

 安泰科によれば、雲南省の生態環境省発展改革委員会、産業情報技術省等9つの省庁が共同で「使用済鉛蓄電池による汚染対策に関する通達」を発表した。同省政府は、使用済鉛蓄電池による汚染対策を厳格化、生産者責任拡張制度を実施し、使用済鉛蓄電池の回収処理率を引き上げ、不正な処理行為による環境汚染を抑制し、環境リスクを予防・管理する。
 同省は、鉛蓄電池関連会社を包括的に調査し、関連企業リストを作成する。一方各州(市)の生態環境部門は、関連部署と連携して調査を行い、鉛蓄電池生産や一次鉛、再生鉛等の主要企業のリストを作成する。対象となる会社に対しては、法律に基づき強制的なクリーン生産審査を実行する。
 また、各州(市)の市場監督管理部門は、法律に基づき違法生産、鉛蓄電池模倣品・粗悪品の販売行為を継続的に取り締まる。各州(市)の運輸部門は、自動車整備企業に対する研修及び指導を強化し、法律に基づき使用済鉛蓄電池を正規ルートで処理するよう促す。各州(市)の生態環境部門は、公安、市場監督管理部門等と連携し、鉛蓄電池生産会社、一次鉛生産会社と再生鉛生産会社の鉛蓄電池廃棄に対する検査を強化し、違法な解体行為、再生鉛の違法製錬、鉛蓄電池の廃棄等を厳しく取り締まる。

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