メキシコ：経済省、「鉱業の持続可能な開発のためのガイドラインと議定書草案」を発表

　2019年6月27日付け地元紙は、経済省Francisco Quiroga鉱山次官が同日付けで「鉱業の持続可能な開発のためのガイドラインと議定書草案」を発表したと報じている。同ガイドラインと議定書の作成は、国内鉱業の社会的かつ環境的持続可能性が国際的に認められることを目標とし、経済省が主体となり各省横断的に進められ、鉱山企業のみならず、商工会議所や関連団体、学術団体、非政府組織等が参加した。サプライチェーンのセキュリティ強化、人的安全管理、情報セキュリティ管理、税関管理、事故調査及び対応等多方面に関する措置が記載されている。同次官は、現政権が鉱業部門における雇用を確保するとともに、地域住民、社会開発、自然環境に対する責任を果たすことの重要性も理解していると述べ、現在同ガイドライン及び議定書制定に対するパブリックコメントを募集している。募集期間は8月15日までとされ、8月29日には第二次草案が発表される予定である。