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豪:豪連邦政府の最新報告、鉄鉱石市場のタイト化は少なくとも2年間継続する見通し
2019年7月1日付けの地元メディアによると、ブラジルにおける鉄鉱石鉱山の廃滓ダム事故の影響を受けた鉄鉱石価格の高騰により、豪州の2018/19年度における資源輸出額は275bA$を記録し、2019/20年度には285bA$に達する見込みであることが、豪連邦政府が発表した最新の「Resources and Energy Quarterly」により明らかとなった。豪連邦の主席サイエンティストであるMark Cully氏は、ブラジルの鉄鉱石輸出量急減に伴う鉄鉱石市場のタイト化は少なくとも2年間は継続するとの見通しを示し、豪州から追加産出される鉄鉱石がそのギャップの一部を補完する見込みで、弱含みが予測される豪ドル安も2019/20年度の輸出額増加に貢献すると考えられる、と指摘している。豪州の鉄鉱石は、2018年には835百万t、価額にして64bA$を輸出しており、輸出量は2020/21年度には869百万tにまで増加すると予測されている。
