メキシコ：Sierra Mojada亜鉛・銀プロジェクト、ラテンアメリカの注目プロジェクトの一つに

　2019年7月4日付け地元紙は、世界の主要亜鉛生産鉱山10件のうち、4件がラテンアメリカ地域に位置すると紹介し、さらに同地域内で今後開発が期待されている5件のプロジェクトの一つとして、Coahuila州のSierra Mojada亜鉛・銀プロジェクトを取り上げた。Sierra Mojadaプロジェクトは加Silver Bull Resources社が保有し、州都Torreón市から北150kmに位置する。計20コンセッション、鉱区面積は4,715haで、同社は2018年、概測鉱物資源量を13.5百万t、平均品位：Zn 11.2％（カットオフ品位：Zn 6％）と発表している。2019年4月に試掘許可を得て、計8,000mの地表ボーリング調査を開始した。また2018年にSilver Bull Resources社は豪South32社とJV事業保有に係るオプション契約を交わしており、権益は30：70で、South32社は権益を保持する条件として4年間探鉱費を含めた100mUS$をSilver Bull Resources社の子会社であるMinera Metalin社に支払うことが決定している。
　ラテンアメリカ地域の注目亜鉛プロジェクトとして、他にはペルーのAyawilcaプロジェクト（加Tinka Resources社）、Bongaráプロジェクト（加Zinc One Resources社）、Shalipaycoプロジェクト（伯Nexa Resources社）、エクアドルのEl Domoプロジェクト（加Salazar Resources社）が取り上げられている。