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- 鉱種:
- リチウム
豪:WA州Wodginaリチウム鉱山、廃滓ダムからの地下水浸透を指摘され、選鉱施設の操業立ち上げに支障が出る恐れ
2019年7月17日付けの地元メディアによると、豪Mineral Resources社が保有するWA州Wodgina Li鉱山において、WA州水資源環境規制省が同鉱山の廃滓ダムからの漏水が地下水に浸透して影響を与えている可能性を指摘し、同社の選鉱施設第2系列の操業立ち上げ作業の認可が承認されない事態となっている。水資源環境規制省は、廃滓ダムの地下水の水位上昇の速さに懸念を表明し、Mineral Resources社が提示していた当初の水管理計画ではこの点につき考慮されておらず、尾鉱及び選鉱施設の稼働に伴う「重大なリスク」の可能性ありと警告。また、選鉱施設の第1系列や精鉱貯鉱施設の周辺での清掃管理不備も指摘しており、Mineral Resources社が対処を完了させるまでは第2系列の操業立ち上げ作業実施を認可しないとしている。Mineral Resources社は、Wodgina鉱山の50%権益売却に関して米Albemarle社と未だ作業中であり、2019年6月の正式契約締結期限を2019年12月末まで延期している。
