グアテマラ：Pan American Silver社、Escobal銀鉱山問題の1つを解決（和解）

　2019年8月1日付け地元紙によると、2019年2月にEscobal銀鉱山を買収（2019年1月30日付 ニュース・フラッシュ：加Pan American Silver社、Escobal鉱山買収を検討参照）した加Pan American Silver社は、2014年の当時の同鉱山保有企業であるTahoe Resources社に対する訴訟について、犠牲者との和解を発表した（2014年6月23日付 ニュース・フラッシュ：加Tahoe Resources社、Escobal多金属鉱山に対する民事訴訟に反論参照）。
　Pan American Silver社は、2013年に発生した本鉱山をめぐる周辺住民の抗議行動中に警備員に射殺された事件について犠牲者と地域社会に対する謝罪を行い、今回の和解は、鉱山周辺住民等の権利を妨げるものではないことに留意する旨コメントを発表したが、和解内容の詳細は発表されていない。
　なお、本鉱山は、2017年6月以降操業を停止しており、前鉱山保有企業であるTahoe Resources社は鉱山労働者の大量解雇（2018年9月21日付 ニュース・フラッシュ：Tahoe Resources社Escobal鉱山、新たに169名を解雇参照）を進めていた。