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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年8月6日 ロンドン 倉田清香

スイス:Glencoreの半期生産実績、アフリカの銅生産で伸び悩む

 2019年7月31日付けで、Glencoreが2019年6月末までの半期の生産実績を発表した。同社CEO Ivan Glasenberg氏によると、銅・石炭・亜鉛・ニッケルといった基幹ビジネスの業績は堅調で、概ね予想の範囲であったものの、アフリカの銅の業績は想定に至らなかった模様。DRコンゴのKatangaとMutanda、ザンビアのMopaniを含む銅生産量は前年同期比6%減の183,800tで、一方、コバルト生産量は前年同期比32%増の19,500tであった。銅についてはDRコンゴKatangaの増産に対してMutandaの計画見直しの影響で相殺されたことが影響した。コバルトの増加は、2018年に一時休止したKatangaが今期はフル稼働したこと、Mutandaの回収率が改善されたことが挙げられる。ザンビアMopani製錬所はメンテナンスのため2019年末まで休止の予定。また、Mopaniでは2020年半ばを目途に銅選鉱設備の導入、新たな立坑の開発などのプロジェクトが完了しつつあるとのこと。

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