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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年8月7日 リマ 栗原健一

ペルー:政府、Arasi金鉱山の操業停止と閉山を決定

 2019年7月27日付け地元紙によると、Llallimayo川流域の住民が、Minera Aruntani社のArasi金鉱山(Puno州)での河川汚染問題の解決を求めて抗議デモを行っていた件に関し、Ruiz環境大臣は、本鉱山の操業停止と閉山を決定する旨発表した。
 本件は、環境大臣、エネルギー鉱山大臣、住宅・建設・衛生大臣によって構成される高レベル委員会で対応していたが、7月26日に実施されたPuno州Melgar郡における協議会において操業停止の決定が発表されたほか、今後行われる鉱山設備の解体や地化学的安定化の作業に対しては、環境評価監査庁(OEFA)が市民社会の代表者と共に査察を行うこと等が取り決められた。
 一方Ismodesエネルギー鉱山大臣は、本鉱山の撤退による環境への負荷を防止するため、中央政府、州政府、自治体による専門チームを形成する方針を明らかにした。

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