ペルー：Nexa Resources社、Cerro Lindo亜鉛鉱山周辺の探鉱を増加

　2019年8月8日付け地元紙によると、Nexa Resources社は、ペルーで操業中の亜鉛鉱山（Cerro Lindo鉱山、El Porvenir鉱山、Atacocha鉱山）に対する2019年第2四半期における投資額は24.4mUS$で、前年同期比で倍増したことを明らかにした。一方、2019年第2四半期の生産量は、事故を原因とする3日間の操業停止の影響を受けて亜鉛・銅共に前年同期より減少したものの、2019年下半期、亜鉛については生産量・品位・粗鉱処理量ともに増加する一方、銅や鉛の品位は現状を維持する見通しを示した。
　またCerro Lindo亜鉛鉱山における探鉱活動については、既知鉱体の深部への拡張や、新たな鉱化エリアの拡大を目標として実施されており、このうちOrcocobre鉱床は、今後の採鉱計画に組み入れられマインライフ延長に貢献する可能性があることを明らかにした。一方、資源拡大を目的とした探鉱が実施された鉱体はCerro Lindo鉱山南西に位置するサテライト鉱床で、このうち鉱床「13」は資源量が確定しており、今後の採鉱計画に組み入れられる見通しである。今後数か月間の計画としては鉱床「13」を含める探査エリアの地質モデルの調査を完了する見通しである。