ペルー：Barrick社、Lagunas Norte金鉱山における採鉱終了

　2019年8月12日付け地元紙によると、Barrick Peru社は、Lagunas Norte金鉱山（La Libertad州）の操業ステージが、資源枯渇により採鉱活動を終了し、メンテナンス活動のステージに入ったことを明らかにした。ただし、今後も既存のストックパイルの製錬によって4年後の2023年までは生産活動を継続するほか、その間に硫化鉱の評価や周辺の酸化鉱の探鉱を進め、長期的な操業継続か閉山かを判断したい考えを示した。2019年は前年の倍となる33mPEN（ヌエボ・ソーレス）の探鉱投資額が予定されている。
　なお同社によれば、640mUS$を投資するLagunas Norte金鉱山の拡張プロジェクトの実施を検討していたものの、本社の承認が得られず2019年4月に中止となっている。
　Lagunas Norte金鉱山は2005年に操業開始後、最盛期は年間1百万oz超の金を生産したが、2018年の生産量は245千ozで、前年比37％減となっていた。