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豪:豪連邦政府、原子力エネルギー利用の可能性を調査するための委員会を立ち上げ
2019年8月5日付けの地元メディアによると、豪連邦政府のAngus Taylorエネルギー・排出量担当大臣は、核燃料サイクルに関する調査委員会を立ち上げ、豪州における原子力エネルギー利用の可能性を調査することを明らかにした。調査委員会では、豪州の経済、環境、保安の観点から、原子力エネルギーが豪州での利用に適しているか、経済性があるかなどが調査される予定で、最近の技術革新によりもたらされた新技術の利用も調査対象となる見込みとされている。Taylor大臣は、現在豪連邦政府が法制化している原子力エネルギー利用のモラトリアムを撤廃するかどうかは「完全にノープラン」としているが、長期的視野から様々な選択肢を検討する必要があるとコメントしている。これに対し、豪州鉱物資源協会のConstable CEOは、安価で且つ排出量ゼロのエネルギー源である原子力に関し、豪州コミュニティ内での事実に基づいた議論の開始に向けた大きな第一歩であると評価している。
