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2019年8月20日 シドニー 吉川竜太

フィジー:Bainimarama大統領、太平洋諸国内における海底鉱物資源採掘に10年間のモラトリアム期間を設けるよう提案

 2019年8月13日付のメディアによると、フィジーのBainimarama大統領はツバルで開催された太平洋諸国フォーラム(PIF)において太平洋諸国の首脳を前に講演し、諸国の海域における科学に基づいた調査が実施できるよう、2020年から2030年までの10年間は海底鉱物資源採掘におけるモラトリアム期間とするべきであると訴えた。フィジーによるこのような訴えは、環境的に非常に繊細な海底噴気孔など、海底鉱物資源採掘により生じうる環境災害に対する、太平洋諸国内における運動の高まりを背景としていると報じられている。PNGのMarape首相は、フィジーによる提案には賛成するものの、環境を保護しつつ持続的な活動が可能な採掘技術が確立されればケースバイケースで考慮するべきで、直ちに禁止が必要な状況ではないとコメントしている。

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