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ニュース・フラッシュ

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2019年8月23日 リマ 栗原健一

ペルー:政府代表団、水資源に関する対話協議のためTacna州を訪問予定

 2019年8月19日付け地元紙によると、Tacna州Candarave郡において、Southern Copper社によるToquepala銅鉱山(Tacna州)やCuajone銅鉱山(Moquegua州)の操業や、電力会社Egesur社によるAricota川の水利用により、水資源の不足が引き起こされていると主張し、抗議デモが行われていることを受けて、8月20日に農業大臣、エネルギー鉱山大臣、環境大臣が現地を訪問し、自治体や市民団体の代表者らと協議を行う見通しとなっている。
 自治体の代表者らによれば、Aricota川の流量は大幅に減少し農業や牧畜向けの水資源が確保できず、常に水不足の状態にあるとしている。そのため、地域住民による水利用を産業利用より優先すべきとの考えのもと、Southern Copper社の水利用ライセンスの取消を求めていく考えを示している。

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