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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年8月27日 リマ 栗原健一

エクアドル:Mirador銅鉱山、2019年9月中旬に初の精鉱輸出の見込み

 2019年8月13日付け地元紙によると、エクアドル初の大規模鉱山として7月に生産を開始したMirador銅鉱山は、9月半ばに初の精鉱の輸出を行う見込みである。
 本件に関しFernando Benalcázar鉱山副大臣は、適切な輸出管理の調整事項2点が鉱業統制管理庁(ARCOM)を通じて承認されたと伝えた。一点は輸出に先立つ内容物の確認で、「検査では主要鉱物のみでなく全鉱物を特定し、サンプル抽出は規格庁(INEN)の基準に従って無作為ではなく全体的に行われる。内容物を正確に把握し、それを基にロイヤルティが納付される」と述べた。またもう一点は検査を実施する分析所の認定で、「現在、エクアドルには輸出精鉱の含有鉱物を証明できる認定分析所が存在しないが、調整承認後180日以内に資格評価が行われる」と説明した。
 また同副大臣は、「Mirador銅鉱山の最初の輸出予定日が迫っているため、国内の分析所が認定されるまでの間、ペルーの認可分析所を使用する国際検査機関の支援を受けることになった」と説明した。
 Mirador銅鉱山の現在の粗鉱処理量は10千t/日、操業が安定した段階では60千t/日に増加する予定とされている。

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