ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 金 銅 鉛 銀 亜鉛
メキシコ:加Telson Resources社、Campo Morado多金属鉱山の操業中止を発表
2019年8月21日付け地元紙は、加Telson Resources社がGuerrero州に保有するCampo Morado多金属鉱山の操業中止を決定したと報じている。同鉱山はメンテナンスのため操業を一時中断していたが、同社は今後、Durango州に保有するTahuehueto金プロジェクトの生産に集中する計画である。今回の決定に至った理由には、地元コミュニティとの緊張関係や退職者の多さ、Manzanillo港への輸送が容易でないこと、亜鉛価格の下落等があったという。Tahuehuetoプロジェクトは2020年に生産開始予定で、現在建設工事が70%完了している。2017年に発表されたFSでは、粗鉱処理量790t/日、マインライフ21年と発表されていたが、同社は処理量を1千t/日に引き上げる計画を進めている。一方で、Campo Morado鉱山が位置する自治区では、引き続き政府及び住民との関係改善に努め、将来的に同鉱山の長期的操業を目指すという。
