メキシコ：2019年第2四半期の主要10社金生産量、前年同期比減少

　2019年8月23日付け地元紙によると、2019年第2四半期のメキシコ金生産主要10社（Industrias Peñoles社、Torex Gold社、Agnico Eagle Mines社、Leagold Mining社、Alamos Gold社、Argonaut Gold社、Minera Frisco社、First Majestic Silver社、Pan American Silver社、Coeur Mining社）の生産量は、埋蔵量の減少、技術的課題、品位の低下等により、前年同期の709,385ozから675,450ozへ減少した。なお、メキシコ最大級のPeñasquito多金属鉱山を保有するNewmont Goldcorp社は、同鉱山で発生していた鉱山アクセス道封鎖問題があるため、今回の集計には含まないこととした。なお、同紙が2019年初頭に行ったメキシコ金生産23社の金生産調査では2019年金生産量は3.51百万ozと推計されたが、上記Peñasquito多金属鉱山の問題、Fresnillo社（Industrias Peñoles社の内数）、Minera Frisco社の生産量減少により、2019年予測推計値を下回る可能性がある。