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インドネシア:中・山東鑫海科学技術有限公司は、Silkroad Nickel社と400千t/年のフェロニッケル生産事業を共同実施へ
安泰科によれば、インドネシア・ニッケル集団社(Silkroad Nickel Ltd社)は、山東鑫海科学技術有限公司の子会社である山東鑫海(シンガポール)民間有限公司とMOUを締結した。
MOUによると、山東鑫海社は、インドネシアにRKEF製錬所を建設し、フェロニッケルを生産する予定である。Silkroad Nickel Ltd社は、RKEF製錬所稼働に必要なニッケル鉱石を提供する。当該製錬所の電気炉の電力は、インドネシアの石炭火力発電所から提供され、年間フェロニッケル生産は400千tに達する見込み。当該MOU調印関係者はそれぞれ個別商談を行い、同製錬所の操業開始や運営のためのパートナーシップを創設し、相互利益的な関係を構築させる。Silkroad Nickel Ltd社は、RKEF製錬所への投資も検討中である。
山東鑫海社は、RKEF製錬設備の操業許可証を保有しており、当該設備は中央政府が定めた厳しい環境基準に適合しており、1.4GW規模の石炭火力発電所と共にフェロニッケルを生産し、発電することができる。
山東鑫海社は、インドネシア国内で唯一電力及びフェロニッケルを共に産出できる企業であり、年間発電量は100億kWhで、フェロニッケル生産能力は1.9百万tに達している。なお、7月の生産量から見ると、山東鑫海社のフェロニッケル生産量はインドネシア国内総生産の1/4を上回っている。
