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中国:四川省政府、使用済鉛蓄電池による汚染対策特別活動を実施
安泰科によれば、生態環境部、国家発展改革員会等の9つの部署が共同で「使用済鉛蓄電池による汚染対策特別活動の実施」に関する通達を発表し、これにより2019年7月30日に、四川省の生態環境庁、発展改革委員会、経済と情報化庁、公安庁、司法庁、財政庁、交通運送庁、税務総局、市場監督管理総局、商務部等10の部署が共同で「四川省使用済鉛蓄電池による汚染対策活動計画案」を発表した。(以下、計画案と略称)
計画案では、四川省の実情と結び付け、省内の使用済鉛蓄電池による汚染対策を厳格化、生産者責任拡張制度を実施し、資源総合利用率を引き上げる。
計画案において、2020年末までに、整備された使用済鉛蓄電池回収地域がほぼ省内にある地級市(2旧行政区)をカバーできる。特に重要県(区、市)をカバーする。回収率は40%以上を上回る。2025年までに回収率を70%以上と設定し、回収した使用済鉛蓄電池は全て無害処理を行う。
計画案において、5つのノルマを挙げている。
1.鉛蓄電池生産業界のクリーン発展を促進し、鉛蓄電池関連業界企業のリストの更新に、鉛蓄電池生産者責任拡張制度を実施、事業への参入許可と業界管理を強化する。違法な生産販売行為を厳しく取締り、クリーン生産を強く推し進める。
2.使用済鉛蓄電池の回収メカニズムの完備化を図る。現地関連法律規則制度の完備、省内使用済鉛蓄電池の集中的回収及び地域間の移転搬送モデルの設置事業を加速し、使用済鉛蓄電池危険物による道路運送の監督管理を強める。
3.再生鉛業界の法による管理を強める。再生鉛企業による危険廃棄物の規則による管理強化が含まれる。
4.使用済鉛蓄電池関連の違法犯罪行為を厳しく取り締まる。
5.長期的に有効な保障メカニズムを構築する。
