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ペルー:防衛大臣、熱帯雨林地域の違法鉱業根絶作戦を査察
2019年8月24日付け地元紙によると、Madre de Dios州La Pampa地域の違法鉱業根絶作戦「Mercurio2019」を査察したMoscoso防衛大臣は、作戦が順調に進行していることを確認した上で、違法鉱業根絶の目標達成まで努力を継続する方針を改めて表明した。
本作戦は2019年2月19日に開始し、14日間にわたって展開された作戦第1段階において人身売買の被害者50名あまりの救出や容疑者80名の逮捕、物資の押収等が行われたほか、公的機関(州政府庁や国立銀行等)や運輸・通信網の護衛等が実施された。
さらに3月5日から実施中の6か月に及ぶ作戦第2段階では、La Pampa地域に3か所の一時軍事基地が建設され、各基地に兵士100名、警察官50名、検事1名を配備し、違法鉱業により占拠されていたエリアの解放が行われている。軍によれば、作戦開始から現在までに、合計268か所の違法鉱業キャンプが破壊されたほか、モーター1,459機、ボート593艘、浚渫船208隻等、水銀31kg、燃油47,988ガロン等が破壊・押収された。
Moscoso防衛大臣は、これらは様々な国家機関の連携の成果であるとし、間もなく開始される第3段階(期間2年)を成功させなければならないと訴えた。
