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ペルー:Puno州Aduviri知事、2011年Santa Ana銀プロジェクト抗議デモの責任を問われ逮捕
2019年8月26日付け地元紙によると、8月25日、Puno州のAduviri知事は、2011年のSanta Ana銀プロジェクト(Puno州)反対デモにおける「公共秩序に対する犯罪」を理由に逮捕された。
Aduviri知事は2011年当時、「Puno南部資源保護戦線」リーダーとしてBear Creek社の同プロジェクトに対する大規模抗議デモに参加し、死者6名や多数の負傷者が発生したほか、警察署や国立銀行等への放火が行われた。また当時のペルー政府がBear Creek社の鉱業権を取り消したことにより、国際投資紛争解決センター(ICSID)は、ペルー政府に対し同社への賠償金の支払いを命じた。
なおAduviri知事は、2017年7月にPuno州刑事裁判所により禁固7年の判決を受けたが、同年10月初頭、上級裁判所がこの判決を無効として新たな裁判の実施を命じた後、10月7日の統一地方選挙によりPuno州知事として当選した経緯がある。
当選後はPuno州の知事を務めてきたが、同時に「新たな裁判」が進められ、2019年8月14日、Puno州刑事裁判所が禁固6年の判決と2mPEN(ヌエボ・ソーレス)の賠償金の支払いを命じていた。
