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ロシア:加Kinross Gold社、Chulbatkan金鉱床買収へ
2019年8月1日付けの地元報道等によると、加Kinross Gold社は、民間鉱業会社N-Mining社(キプロスに登記)から283mUS$でChulbatkan金鉱床(Khabarovsk地方)を買収する契約に調印した。
取引総額のうち約113mUS$が現金、約170mUS$がKinross社の株式で支払われる。また、N-Mining社は、NSR(Net Smelter Return)1.5%に相当する経済的参加の権利、将来鉱物埋蔵量が増加した場合に対価払いを受ける権利を持つ。Kinross社は2020年初めの取引完了を見込んでいる。
Kinross社の内部分析に基づくプロジェクトの概算見積(金価格1,200US$/ozとして計算)は以下のとおりである。
・マインライフ :6年間
・総生産量 :1.8百万oz
・AISC(All In Sustaining Costs):約550US$/oz
・初期CAPEX :500mUS$
Kinross社は今後3年間で、包括的地質調査の実施、PFS及びFSの作成を行い、その後2年以内に施設の建設開始を予定している。
現在、金の概測資源量は3.9百万oz、予測資源量は80千ozであるが、ライセンスエリア(約120km2)周辺域には追加探査が必要な有望鉱床が多数存在する。地質調査・探査・採掘ライセンスの有効期限は2037年末である。
