南ア：レアアース鉱床、米中対立による追い風に期待

　2019年8月26日付けメディアによると、南アSteenkampskraal鉱山はレアアースのワールドクラスの鉱床として注目されつつある。ケープタウンの北約350kmに位置し、1950年代と60年代に核燃料の成分としてトリウムを生産したこともある。また、ネオジムやプラセオジムなどの品位が高いモナザイト鉱が発見されている。米中貿易摩擦が高まる中、中国政府は供給停止をちらつかせており、米トランプ大統領は、重要鉱物の他の供給源を見つけるために国防総省に行政命令を出している。Steenkampskraal鉱山の資源量は約605千t（TREO平均品位14.4％、（うちNd 2.58％、Pr 0.74％、Dy 0.14％））が含まれている。