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インドネシア:豪Nickel Mines社、Rangerプロジェクト権益を60%まで引き上げ
2019年8月17日付け地元メディアによると、豪Nickel Mines社は、中国ステンレス大手・青山集団(Tsingshan Holding Group)子会社のShanghai Decent Investment社と共同で出資する、中部Sulawesi州Morowali工業団地のニッケル銑鉄(NPI)ロータリーキルン(RKEF)工場のうち、試運転段階にあるキルン2基を擁するRangerプロジェクトの株式を取得し、権益を17%から60%に引き上げたことを明らかにした。取得価格は121.4mUS$、試運転による最初のNPI生産から60日以内での引き上げというオプションを行使したため、約7.6mUS$のディスカウントがあったとのこと。なお同社は、試運転による最初のNPI生産から18か月以内に、本権益をさらに80%まで引き上げるオプションも有している。
また同社は、同工場で既に生産を開始しているキルン2基を擁するHengjayaプロジェクト(同じくShanghai Decent Investment社との共同出資)の権益も60%保有しているほか、同工場から12kmの近傍にあり同工場に鉱石を供給しているHengjayaニッケル鉱山の権益も80%保有している。
