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インドネシア:PTFIが国内新規銅製錬所建設の資金を調達、また追加の輸出許可を申請中
2019年8月26日付け地元メディアによると、Papua州Grasberg銅金鉱山を操業するPTFI(PT Freeport Indonesia)のTony Wenas社長は8月24日、東Java州Gresik・Java統合工業港湾団地(JIIPE)において進めている新規銅製錬所建設にあたり、国内外の銀行11行と総額3bUS$の融資契約を締結したことを明らかにした。11行中3行はインドネシア国内の銀行である。同社長は、製錬所の建設は計画どおり2023年12月までの操業開始を目標にしていると述べた。計画では、同製錬所の鉱石処理量は2百万t/年、現在までに事業化評価、環境影響評価(AMDAL)、エンジニアリングサービス、土地の整備に約150mUS$を投資している。
また、7月30日付け地元メディアによると、同社は銅精鉱の追加輸出許可を申請した。地下新鉱床の採掘が進んでいることに加えて、露天採掘地域を拡大して露天採掘終了時期を延長したことにより生産量が当初計画より増加する見通しとなったためである。同社が3月に許可を取得していた輸出割当量は、前年の1,247,866wmtから大幅減の198,282wmtであった。なお、追加の輸出許可申請量は300,000wmtとのことである。
