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南ア:African Rainbow社、Nkomatiニッケル鉱山の閉山に向けて縮小
2019年8月30日付け、南アAfrican Rainbow Minerals社(ARM)の発表によると、損失を出しているNkomatiニッケル鉱山(Mpumalanga地方)の生産を縮小し、2020年9月には閉山準備に入る。ARMは同鉱山の50%権益を所有し、残りをロシアNorlisk Nickel社の子会社が所有する。ニッケルのほか、銅、白金族、コバルトを含む精鉱を生産しており、2016年までは年産ニッケル量20千t以上を生産していたが、近年は減産傾向にあり2018年は13千tに減少している。2019年6月末締めのARM決算では、鉄鉱石、パラジウム、ロジウムなどの価格上昇を受けて、所有する他の鉱山も含めたARM全体の収益は前年比9%増の5,226mZAR(南ア・ランド:343mUS$相当)であったが、Nkomati鉱山については315mZARの赤字を報告している。
