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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年9月6日 リマ 栗原健一

ペルー:Tia Maria銅プロジェクト、2019年9月9日と16日に南部複数州で抗議デモの実施を計画

 2019年9月1~4日付け地元各紙によると、8月31日、ペルー南部を中心とする複数州の様々な市民団体の代表者はArequipa州Islay郡Cocachacra区において会議を実施し、9月9日及び9月16日にTia Maria銅プロジェクト反対抗議デモを行うことで合意した。特に9月16日はArequipa市で開催される鉱業大会(PERUMIN)の初日に合わせて一斉ストライキを伴う抗議のほか、Lima州までのデモ行進を行うことが計画されている。
 一方、Arequipa州の市民団体「Arequipeños por Arequipa」は、Tia Maria銅プロジェクト反対デモにおける暴力的行為の扇動を理由として、同州のCaceres知事を刑事告訴する計画を明らかにした。本団体のRodriguez代表は、デモ開始後の最初の1週間で250mPEN(ヌエボ・ソーレス)の経済損失が発生し、観光客による予約取り消しは40%に達したとし、一連のデモにより地元企業は多大な損害を被っていると主張した。さらに、州知事は本来民間・公共投資の双方を推進すべきであるにもかかわらず、投資の中止を扇動していることは非常に重大な過失だと主張した。

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