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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年9月10日 リマ 栗原健一

ペルー:鉱業審議会、2019年10月末にTia Maria銅プロジェクト建設許可についての判断を示す見通し

 2019年9月6日付け地元紙によると、国会のエネルギー鉱山委員会に出席した鉱業審議会のGala会長は、7月末から8月初頭にかけてArequipa州政府や同州内の複数の市民団体から鉱業審議会に提出された合計3件のTia Maria銅プロジェクト建設許可見直し請求に関して、審査日数は最大120日間と定められている旨説明した上で、10月7日に利害関係者を招集して公聴会を実施すること、また10月29日を期限としてこれら見直し請求に対する最終判断を示す見通しを明らかにした。
 これに対してエネルギー鉱山委員会のRoman委員長は、鉱業審議会の判断に今後さらに2か月間を必要とすることに異議を表明、抗議デモが続くArequipa州Islay郡の不安定な状況をさらに長引かせることになると批判した。
 一方本委員会に出席したOliva経済財務大臣は、鉱業審議会がプロジェクト建設許可取り消しの判断を行った場合、政府がSouthern Copper社により提訴される可能性があることについて、「提訴に対応する準備体制は整っている」とコメントした。

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