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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2019年9月17日 ヨハネスブルグ 原田武

ギニア:Nimba鉄鉱石開発プロジェクトでFriedland氏が開発権を獲得

 2019年9月6日付けメディアによると、鉱業投資家Robert Friedland氏が、ギニアとリベリアとの国境付近に位置するNimba鉄鉱石鉱床(埋蔵量53.36百万t、鉄品位61.6%)の開発権を獲得した。同鉱床は、BHP Group等が所有していたが、何年間も未開発のままであった。Alpha Condeギニア大統領は首都で行われた署名式に出席し、Friedland氏のHigh Power Exploration(HPX)グループが同プロジェクト権益の95%を購入することに同意した。この契約には、プロジェクトを運営しているギニア政府の15%の持ち分のほか、税金や特許使用料の取り決め、開発スケジュールなどが含まれている。HPXは、1〜5百万t/年の小規模鉱山をできるだけ早く開発する計画で、少なくとも20百万t/年までの拡張のFSは完了していると同社は述べた。開発上の大きな障害の一つは、鉄道建設コストであり、リベリアとの国境に独自の鉄鉱石鉱山を持つArcelor Mittal社が運営する鉄道にアクセスできるかが開発のカギになるという。

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