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ロシア:RCC社、2019年の採鉱部門開発投資は前年比13%増へ
2019年8月26日付けの地元報道等によると、Russian Copper Company(RCC)社は2019年、ロシアとカザフスタンの同社採鉱部門の開発に約760mUS$(前年比13%増)を投資する。この金額にはMalmyzhskoe金・銅鉱床(ハバロフスク地方)の買収投資額は含まれていない。
RCC社における、Malmyzhsky金・銅斑岩鉱床開発プロジェクトと並ぶ2019年の主要投資プロジェクトとなるのは、ロシアのTominsky銅採鉱選鉱コンビナート建設、カザフスタンのVesenne-Aralchinskoe銅鉱床Aralchinsky鉱区及びKundyzdy鉱床の開発である。
同社によると、「当社は2050年を見据えた鉱床開発プログラムを作成し、四半期毎に更新している。2019年の地質調査投資は前年並みの約10mUS$を予定している。地質調査の多くは南ウラルとカザフスタンに集中している」と述べている。
また、極東・北極圏発展省は2019年8月、RCC社がMalmyzhskoe鉱床をベースとする採鉱選鉱コンビナート建設向けに7bRUBを優遇融資すると発表した。資金供与は極東開発基金が行う。同コンビナートの操業開始は2022年を予定しており、2019年のプロジェクト投資額は約2bRUBとなる。なお、コンビナートの鉱石年間処理量は3.5千tを予定している。同鉱床の鉱石埋蔵量は13億9千万tで、2015年4月にはC1+C2埋蔵量として銅563万4千t、金297.82tが承認された。
