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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2019年9月25日 シドニー Whatmore康子

豪:豪のリチウム採掘業界が2020年年央に回復か、EVの急速な普及の見通しで

 2019年9月17日付けの地元メディアによると、豪州のリチウム採掘業界は、電気自動車(EV)の急速な普及に伴い、2020年年央には市場回復の恩恵を受けるのではないかとの見方が出てきている。リチウムイオン電池(LIB)の原料となる鉱種を専門に調査・分析するBenchmark Mineral Interlligence(BMI)社は、リチウム市場の回復は市場が予測していた2021年より早まるとし、その理由としてLIBの需要増と、その反応としての生産増が始まりつつあることを挙げている。BMI社は、2028年までの世界におけるLIB製造能力の増加予想を、2018年11月の予想から50%上方修正している。また、同社は世界のEVの生産台数が2020年には10.7百万台と2019年の7.9百万台から35%増加し、2028年には36.8百万台となり電力量の合計は2千GWh以上となると予測している。

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