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- 鉱種:
- コバルト ニッケル リチウム
豪:Lithium Australia社、使用済みリチウムイオン電池からクリティカルメタルの回収に成功
2019年9月19日付けの地元メディアによると、豪Lithium Australia社は豪州原子力科学技術機構(ANSTO)との共同研究で、中古リチウムイオン電池(LIB)からLi、Ni、Coといったクリティカルメタルを回収することに成功した。実験には、同社が18.9%の権益を所有するEnvirostream Australia社が使用済みLIBを粉砕して製造した混合金属粉を利用し、ANSTOが混合金属粉からLithium Australia社が保有する特許精錬技術を使用して純度99.9%以上のリン酸リチウム(LP)を製造し、Lithium Australia社がブリスベンの実験プラントでLPをリン酸鉄リチウム(LFP)に変換してLIBの製造に試用、といった方法で行われた。実験によるクリティカルメタルの回収率は、Liが85%以上、Ni、Coが共に90%以上となった。
