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ペルー:鉱業セクター代表者、鉱業Canon税や鉱業ロイヤルティ活用の重要性に言及
2019年9月18日及び22日付け地元各紙によると、Arequipa州で開催されたPeruminに出席したIsmodesエネルギー鉱山大臣は、2019年に地方に交付される鉱業Canon税と鉱業ロイヤルティの総額は4,900mPEN(ヌエボ・ソーレス)にのぼり、このうち750mPENがArequipa州に交付されるとの見通しを示した。また、これらの財源を学校や医療設備、農村電力化、上下水道、警察署などの整備に活用できると説明するとともに、政府の取り組みとして、開発・社会包摂省が、ペルー南部の鉱物輸送道路(Corredor Minero)沿線の36の自治体において、医療施設138件、教育施設1,519件、水道1,317か所の整備を進めている旨明らかにした。
一方鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)のFumagalli会長は、この10年間で地方に交付された鉱業Canon税と鉱業ロイヤルティの総額は39bPENにのぼるが、予算執行率は60%に留まっており、残り15bPENは未だに活用されず国立銀行の口座に残されたままになっているとし、格差是正に向けた社会プロジェクトにこの財源を活かすべきだと主張した。
