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2019年10月1日 シドニー Whatmore康子

豪:Rio Tinto、中国Baowu Steel社及び清華大学と二酸化炭排出削減の新方式開発でMOUを締結

 2019年9月26日付けの地元メディアによると、Rio Tintoは同日、中国の鉄鋼メーカー最大手であるBaowu Steel社(中国宝武鋼鉄集団)及び清華大学と、鉄鋼業のバリューチェーンにおける二酸化炭素排出量を削減する新たな方法の共同開発に関するMOUを締結した。Rio Tintoはこの共同開発での出資額は明らかにしておらず、排出削減目標値も設定していないとしている。同社のJean-Sébastien Jacques CEOは「本MOU締結は、Rio Tintoの豪WA州Pilbara鉄鉱石鉱山からBaowu社の製鉄所、及びこれら遠く離れた2か所をつなぐ工程での二酸化炭素排出の削減と環境パフォーマンスの向上を図るといったビジネス目的に基づくもので、イデオロギー的なものではない」と述べ、このMOUはRio Tintoが2020年上半期に発表を予定している、いわゆる「Scope 3排出量」への対応に向けた同社のアプローチの一環とされる。

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