閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2019年10月1日 シドニー Whatmore康子

PNG:PNG政府によるRamu ニッケル鉱山のスラリー流失事故への取組みについて

 2019年9月24日付けの地元メディアによると、PNGのGeoffrey Kama環境保護気候変動大臣は、中国国営のMetallurgical Corporation of China(MCC、中国冶金科工)社が操業し、Madang州に所在するRamu Ni鉱山Basamuk Bay選鉱場で同年8月24日に発生した廃滓スラリー流出事故へのPNG政府の取組みについて述べた。同大臣によると、赤色粘土を含む廃滓スラリーの流出によって生じたBasamuk Bayの海岸部や海面の変色は希釈によって解消され、現在は海中や岩礁に沈殿しているスラリーの調査が進められているという。変色した海水のサンプルは、豪QLD州のブリスベンで分析が行われる。また、同大臣は、「処理工場ではスラリー流出の予防策が導入された。スラリー流出で地域社会に生じた不安を解消するための取組みが行われており、いかなる科学的な事実や結果についてもこれに関する報告書が完成次第、発表する。PNG政府の鉱物資源局(MRA)と環境保護局(CEPA)が、引き続き状況を監視する」と述べた。

ページトップへ