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ペルー:環境評価監査庁(OEFA)、MMG Las Bambas社に対しEIA修正と是正措置を命令
2019年9月28日付け地元各紙によると、環境評価監査庁(OEFA)は、Las Bambas銅鉱山により利用される鉱物輸送道において、2019年6月から8月にかけて査察を実施した結果、本鉱山を操業するMMG Las Bmabas社に対し、複数の是正措置や環境影響調査書(EIA)の修正を命令した。
OEFAによれば、査察の対象となったのは鉱物輸送道のCusco州Chumbivilcas郡Velille区、Ccapacmarca区、Santo Tomás区、Chamaca区、Livitaca区、Colquemarca区を通過する区間で、数か所の観測ポイントにおいて騒音、大気、土壌、水質などの項目が法的な最大許容量を超えることが確認された。
この結果を受けて、OEFAはMMG Las Bambas社に対し、Velille区とCcapacmarca区においては、午後6時から午前5時までの精鉱輸送トラックの通行を禁止したほか、車両に対するGPS装置の取り付け、ダストファイターや散水などによる粉塵対策の実施を命じた。
MMG Las Bambas社は、本決定を不服とする場合には今後15営業日以内に反論書を提出することができる。一方、Ccapacmarca区のLeon区長は、OEFAの是正措置の対象は精鉱輸送トラックに限定されていることに不満を表明し、同鉱山に出入りする様々な車両が夜間に通行していると主張した。
