メキシコ：加Endeavour Silver社の2019年第3四半期銀生産量34％減も、今後の生産は前向きな兆候

　2019年10月9日付け地元紙によると、加Endeavour Silver社の2019年第3四半期生産量は銀29.50t（948,547oz）で前年同期比34％減、金0.30t（9,716oz）で同25％減少した。同社は国内でGuanaceví銀鉱山（Durango州）、Bolañitos銀鉱山、El Cubo金・銀鉱山（Guanajuato州）、El Compás金・銀鉱山（Zacatecas州）の操業を行っている。同社CEOは、生産量が減少したものの、2019年上半期より4鉱山における欠陥を識別し、鉱山管理と請負業者、シフトの変更、新しい機器の採用など複数の措置を行っており、これにより操業にポジティブな兆候が見られると述べた。2019年第3四半期にはオペレーションコストが削減され、Guanacevi銀鉱山とBolanitos銀鉱山においては第4四半期に品位回復が見込まれており、コストと生産の双方に良い影響がみられることを期待しているという。また、同社が保有するTerronera金・銀プロジェクト（Jalisco州）及びParral銀プロジェクト（Chihuahua州）ではトレードオフ分析中であり、両プロジェクトからのバルク試料による冶金試験を2019年第4四半期に実施予定である。