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メキシコ:国内主要3社の2019年第3四半期金生産量が増加
2019年10月11日付け地元紙は、2019年第3四半期の国内金生産量が増加の見通しと報じており、以下主要3社による生産量合計は前年同期の166千ozから228千ozに増加した。
・加Torex Gold社(本社:トロント)
El Limón-Guajes金鉱山(Guerrero州)では、2019年第3四半期の金生産量が2018年同期比21%増加し、4.30t(138,100oz)で過去最高に達した。第1四半期には品位や鉱石硬度のばらつきが生産量に影響したものの、第3四半期までに金10.25t(329,500oz)を生産しており、年間目標生産量である13.37t(430千oz)を達成する見込みである。
・加Newmont Goldcorp社
Peñasquito多金属鉱山(Zacatecas州)では2019年2度に亘り道路封鎖が発生したことから、第3四半期の金生産量は0.34t(11千oz)減少し1.80t(58千oz)であったものの、新リーチングプラントにおける金・銀回収率が上昇したことから、2018年同期の1.18t(38千t)を超える結果となった。
・米Coeur Mining社
Palmarejo銀・金鉱山(Chihuahua州)における金生産量は、前年同期の0.87t(27,885oz)から0.99t(31,779oz)に増加した。粉砕ミル処理量が300,116tから442,464tに増加したことに加え、品位が低下する中La Nación新鉱床における採掘を開始したことで相殺された。
他の主要金生産企業による報告は未だ発表されていないものの、上記3社の結果には、第1四半期の生産量低下から回復に向かっていることが表れている。
