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鉱種:
2019年10月16日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:PTFI、2019年度輸出割当量が700千tに増加、2020年度計画では微増予定

 2019年9月16日付け地元メディアによると、エネルギー鉱物資源省Yunus Saefulhak鉱物事業開発部長は9月13日、Papua州Grasberg銅・金鉱山を操業するPTFI(PT Freeport Indonesia)に対し、既に追加の銅精鉱輸出許可を交付し、これにより同社の2019年度の輸出割当量が700千tまで増加したことを明らかにした。当初割当量は198,282tであり、約3.5倍に増加したもの。これは、同鉱山の露天採掘操業期間の延長に伴う追加申請が認められたものとのこと。
 また、同9月14日付け地元メディアによると、同部長は9月23日、同鉱山の作業計画では2020年度の銅精鉱生産量は1.74百万tと見込まれており、うち1百万tが国内製錬所(PT SmeltingのGresik製錬所と思われる)向け、残り740千tが輸出に充てられると述べたとのこと。これによると同社の2020年度の輸出割当量は微増となると考えられる。
 なお、同鉱山は現在、露天採掘から坑内採掘への完全移行のための経過時期となっており、移行が順調に進めば2021年度には生産量が増加予定となっている。

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