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鉱種:
2019年10月21日 シドニー Whatmore康子

豪:Newcrest社、NSW州Cadia金・銅鉱山の拡張プロジェクトStage 1を役員会で承認

 2019年10月16日付けの地元メディアによると、豪Newcrest Mining社はNSW州で操業するCadia Au・Cu鉱山において、拡張プロジェクトのStage 1が役員会の承認を得たことを発表した。Stage 1では685mUS$のCAPEXが投じられ、次の採掘対象であるPC2-3の開発(2023年から採掘開始予定)、鉱石取り扱いシステムの改良、併設インフラの建設などが行われ、選鉱プラントの処理能力が33百万t/年に拡大される。また、同社はStage 1に引き続きStage 2の実施も予定しており、Stage 2では180mUS$のCAPEXが投じられて選鉱プラントの拡張などが2021/22年度後半の完成を目処に行われ、鉱石処理能力が35百万t/年に拡大される。同社によると、これらの拡張工事によって同鉱山の鉱石回収率がAu:約80%、Cu:約85%に改善され、マインライフは45年となり、平均生産量はAu:381千oz/年、Cu:81千t/年になると予測されている。Newcrest社によると、これらの開発計画の許認可申請は、同鉱山で2018年3月に壁面が崩落した尾鉱ダムの修復計画が作成され次第開始予定である。

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