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ロシア:産金企業が包括的輸出ライセンスを取得可能にすることを提案
2019年9月30日付けの地元報道等によると、ロシア産業貿易省は、ロシアの産金企業及び精錬所が従来のワンタイム・ライセンスではなく、包括ライセンスにより金インゴットを輸出できるようにすることで、輸出可能性の拡大を提案している。
ワンタイム・ライセンスは、包括的ライセンスと異なり、具体的な外国貿易契約に対してのみ交付される。現在、包括ライセンスが交付されているのは、ロシア中央銀行の貴金属取り扱いライセンスを有する銀行に限られている。
産業貿易省によると、ワンタイム・ライセンス申請の必要性が金輸出における一つの制約要因となっており、この制度変更により、貿易の増加が見込まれる。また、包括的な輸出ライセンスを持てないことで、産金企業が長期融資を得る可能性も制限されており、包括ライセンスの取得により企業が金を担保に有利な条件で融資を受けられる可能性が拡大する。
