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2019年10月23日 シドニー Whatmore康子

豪:豪州における非鉄金属の2019年探鉱予算が1.53bUS$と世界第2位、2001年以来初めてカナダを抜く

 2019年10月15日付けのメディアによると、S&P Global Market Intelligence社の最新の調査で、豪州における非鉄金属の探鉱予算が2019年に前年比199mUS$増の1.53bUS$と、2001年以来で初めてカナダを抜いて世界第2位となったことが明らかになった。1位は前年と同様、南米で2.62bUS$であったが前年比では117mUS$減となった。3位は欧州やアジア大陸などの「その他地域」で前年比241mUS$減の1.44bUS$となり、2003年以来初めて豪州の探鉱予算を下回った。4位のカナダは、前年比134mUS$減の1.31bUS$となった。一方、世界全体の探鉱予算額は前年比3%減の9.8bUS$となり、2016年以来続いていた増加が止まった。これについてS&P Global社のMark Ferguson副ディレクターは、市況の低下と大手企業のM&Aが最大の理由とし、「M&Aによって誕生した企業の探鉱予算が、合併前の各企業の探鉱予算の合計を下回った。米Newmont Goldcorp社がその好例で、同社の探鉱予算は、Newmont Mining社とGoldcorp社が合併前にそれぞれ割り当てていた探鉱予算の合計額を48mUS$下回ることになった」と述べた。

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