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豪:Galaxy社はリチウム価格低迷により2020年までWA州Mt Cattlinリチウム鉱山を40%減産
2019年10月25日付けの地元メディアによると、豪Galaxy Resources社は10月25日、WA州で操業するMt Cattlinリチウム鉱山における運営規模の見直しを行うとし、2020年までは操業を縮小して約40%減産すると発表した。同社が保有する正味現金持高が、リチウム価格の下落によって2019年9月末は137mUS$と2019年3月末の285mUS$の半分以下となるなど、急速に悪化していることが理由とされている。同社は、リチウム精鉱の生産に関しては、鉱石の貯鉱を使用することによって現在の約75%のレベルを維持するとしている。Galaxy社のリチウム精鉱出荷量は、2019年上半期において45千dmtと前年同期比51%減となったことに続き、同年7~9月四半期は58千dmtと目標の60~70千dmtを下回った。同社は、同四半期における中国での新エネルギー車(NEV)の生産低迷や米国での低調な電気自動車(EV)の納車がリチウム需要の低下につながったとしている。
