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PNG:Ramuニッケル鉱山、廃滓スラリー流出が環境安全法に抵触し一時閉鎖
2019年10月24日付けの地元メディアによると、PNGのJohnson Tuke鉱業大臣は、中国国営のMetallurgical Corporation of China(MCC、中国冶金科工)社が保有するRamu Nico社により操業されるMadang州Ramu Ni鉱山がPNGの環境安全法に抵触したとして、同鉱山の一時閉鎖を命じた。2019年8月、同鉱山のBasamuk Bay選鉱場で200千Lの有害な廃滓スラリーが流出する事故が起きたことによってBasamuk Bayの海岸や海水が赤く変色し、地域社会に多くの衛生問題が生じたとされる。Tuke鉱山大臣はメディアに対し、本件に関する調査が行われている間はRamu鉱山は一時的に閉鎖されると述べた。また、PNGのMarape首相は、この流出事故においては第三者機関による新たな報告書の作成が必要であると述べたほか、Ramu Ni鉱山の一時閉鎖を引き合いに出し、PNGの主要鉱山は安全操業基準を遵守するよう、警告を発した。尚、PNG政府の環境保護局(CEPA)は、重金属による水質汚染は許容範囲内のレベルであるとしている。
