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豪:Newcrest社、NSW州Cadia 金・銅鉱山の生産性がMicrosoft社と共同開発のシステム利用で向上
2019年10月28日付けの地元メディアによると、豪Newcrest Mining社はNSW州Cadia Au鉱山の操業において、Microsoft社及び同社のパートナー企業である豪Insight Enterprises社と共同で、クラウド、AI、IOTのテクノロジーを利用したシステムを開発した。このシステムは「インテリジェントエッジ」と呼ばれ、ダンプトラックの積載重量やフィーダーの速度、重量計などのセンサーからのデータを抽出、分析して貯鉱ビンの中にある粉砕鉱石量を予測し、これらの情報をクラッシャーへの鉱石フローの調整に利用するというもの。これにより、クラッシャーの粉砕鉱石の供給を調整し、最適な生産性での稼働が可能となる。同社のGary Slaterデジタル・データサイエンティストは「貯鉱ビン内の粉砕鉱石量に関する正確かつ継続的な情報を把握することはCadia Au鉱山の操業にとって極めて重要だ」と述べた。同鉱山ではこれまで、監視員による目視でビン内の粉砕鉱石量を確認していた。
