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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年11月6日 金属企画部 小口朋恵

チリ:鉱業関係分野における地下鉄運賃値上げを発端としたデモやストライキ状況

 チリで発生している、地下鉄運賃値上げを発端としたデモやストライキは、鉱業関係分野にまで飛び火した。これまでに起こっている鉱業分野に係るデモ及びストライキの状況は以下のとおり。
・BHP:Escondida銅鉱山、10月22日に当局が軍や警察を撤退させるまでストライキ実行を表明、10月29日付け報道によると、10月28日にはEscondida銅鉱山の労働組合(組合1)が再びスト実施を決定。10月30日付け報道によると、Escondida銅鉱山は規模を縮小して操業中。
・CODELCO:Ventanas製錬所及びAndina銅鉱山、生産規模縮小は2019年10月23日の1日のみで、翌日24日から通常操業。Chuquicamata銅鉱山労組は、抗議活動への支援継続を表明。
・Antofagasta社:10月15日付け報道によると、Antucoya銅鉱山は10月16日からスト実施、Los pelambres鉱山はストを回避し通常操業。10月25日付け報道によると、原料供給の遅延や労働者の通勤の支障が影響し2019年第3四半期生産予定量の3%に相当する銅約5千t減産見込み。
・Anglo American:Los Bronces銅鉱山、国内輸送網の混乱により操業調整するも、通常操業。
・Teck社:Quebrada Blanca鉱山及びCarmen de Andacollo鉱山、10月28日現在影響無し。
・Lundin Mining社:Candelaria銅鉱山、10月28日現在影響無し、通常操業。

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