閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2019年11月6日 ロンドン 遊佐茂雄

その他:INSGのニッケル需給予測、2019年は79千t、2020年は47千tの供給不足

 2019年10月21~22日、ポルトガル・リスボンで国際ニッケル研究会(INSG)が開催され、2019年及び2020年のニッケル需給予測について協議が行われた。その結果2019年及び2020年のニッケル需給バランスについて、2019年は79千tの供給不足、2020年は47千tの供給不足と予測した。
 供給サイドについて、一次ニッケル生産量は、2018年が2.184百万tであったのに対して、2019年は2.370百万t、2020年は2.476百万tに達すると予測した。しかし、これらの数字(特に中国とインドネシアのニッケル銑鉄生産)に関しては、不確実性があり、これらの生産停止の可能性に係る調整要因は踏まえていないとしている。
 需要サイドについて、一次ニッケル消費量は、2018年が2.328百万tであったのに対して、2019年は2.449百万t、2020年は2.522百万tに増加すると予測した。

ページトップへ