ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 銅
韓国:LS Nikko Copper社、銅鉱石1.8百万tの買鉱契約を加FQM社と締結
2019年10月30日付け現地報道によれば、銅製錬大手LS Nikko Copper社は、加FQM(First Quantum Minerals)社と、2020~2034年の15年間で1.8百万tの銅鉱石について買鉱契約を締結した。同社にとって、過去最大規模の買鉱契約となる。具体的には、FQM社が所有するCobre Panama銅鉱山で生産される高品位銅鉱石が年間120千t(銅純分換算)供給される。
LS Nikko Copper社は、元々Cobre Panama銅鉱山のオフテイク権10%を保有している。その他、2015年に資本を売却したペルー・Mina Justa銅鉱山のオフテイク権15%も保有しており、近年中国で銅鉱石需要が増加していることを背景に、安定供給を確保したい考えだ。
Cobre Panama銅鉱山は、世界10位の埋蔵量規模となっており、銅精鉱の平均銅品位は26%とされる。同鉱山は2019年第2四半期に生産を開始し、今後年間320千tの銅が生産される計画で、その4割弱が韓国向けに輸出されることとなる。同鉱山は、韓国鉱物資源公社も10%資本参加しているところ、現在は売却が進められている。
